(NHK) カンボジアでは、去年7月に行われた議会下院の選挙結果を巡り、野党・救国党が「多くの不正があった」として結果の受け入れを拒否し、議会をボイコットするとともに首都プノンペンなどで大規模な抗議デモを繰り返してきました。
先週もプノンペン中心部で集会を開こうとした野党支持者と治安部隊が衝突しおよそ40人がけがをしたほか、集会を主催した野党の議員7人も身柄を拘束されました。
与野党の対立が長期化するなか、22日、与党・人民党のフン・セン首相と救国党のサム・ランシー党首が5時間にわたって会談し、選挙管理委員会の独立性や公平性を高めることなど選挙制度の改革を進めることで合意しました。
さらに野党側は、これまでボイコットしてきた議会にも近く復帰すると表明し、与党と協力して国の重要課題に取り組む姿勢を示しました。
カンボジアの議会では、選挙以降、野党不在という異常な事態が続いてきましたが、今回の合意により、1年近くにわたる政治の混乱が収束に向かうのか注目されます。