スペイン大使との会見で、クアン主席(右）

スペイン大使との会見で、クアン主席は「両国は、各レベル代表団の相互訪問を頻繁に行うと同時に、再生エネルギー、インフラ整備、観光、農業、ハイテクなどスペインにメリットがある分野において協力を強化する必要がある」と強調すると共に、双方に対し、さらに緊密に連携して、今年の外交関係樹立40周年記念諸活動を良好に行うよう求めました。また、スペインに対し、ベトナムの2020年～2021年期の国連安全保障理事会非常任理事国入り、及びベトナム人候補者の2017年～2021年期のUNESCO事務局長への選出を支持するよう希望を表明しました 。

イエメンの大使との会見

一方、イエメンの大使との会見で、クアン主席は「ベトナムはイエメンの現状は早期に復旧され、関連各側が交渉によって対立や紛争を解決できるよう期待している」と明らかにすると共に、「ベトナムは、常にイエメンとの全面的な協力関係を重視しており、両国関係をさらに発展させたい意向にある」と強調しました。

他方、同日午前、クアン主席は、任期満了の挨拶に訪れた在ベトナムフィンランド大使館のイルッカ・ペッカ・シミラ大使、及びギリシャのニコス・カネロス大使と個別会見しました。

フィンランドの大使との会見

フィンランドの大使との会見で、クアン主席は両国間の教育、情報通信技術、水管理、林業、クリーンテクノロジーなどの分野における戦略的なパートナーシップの樹立というフィンランドの提案を歓迎した上で、「両国間の多面的な協力関係が効果的に発展していることから、これは実施可能な提案であるはずだ」との見解を表明しました。

ギリシャの大使との会見

そして、ギリシャの大使との会見で、クアン主席は、今後も同大使が引き続きベトナムとギリシャとの友好協力関係の強化に向けた架け橋としての役割を果たすよう希望すると共に、ギリシャに対し、ベトナム・EU自由貿易協定の早期締結と批准を支持するよう求めました。