5日午前、ハノイで、チュオン・タン・サン国家主席はベトナムを訪問中のアメリカのボブ・コーカー上院議員と会見しました。
席上、サン主席は「ベトナムは全面的なパートナー関係の精神で、多分野におけるアメリカとの関係を重視している」と明らかにすると共に、「ベトナ ムはアメリカとの経済、貿易協力を拡大させると同時に、両国間の貿易額の増加に向けて貿易障壁の撤廃のためにアメリカと意見を率直に交換する用意があ る」と強調しました。
また、「ベトナムはTPP=環太平洋経済連携協定に関する交渉の終結に向けた決意を固めている」としています。さらに、サン主席は、アメリカに対し、対ベトナム武器禁輸措置を早期に解除するよう求めました。
他方、ベトナム東部海域問題に関し、サン主席は「中国が不合理な要求をやめない限り、この問題が解決できない。この 海域は一カ国ではなく、全地域のものであり、国際航行の安全と自由に影響を及ぼす」と強調しました。
そして、サン主席は「ベトナムは中国が一方的に 主張している九段線に強く反対している。ベトナムはベトナムやASEAN=東南アジア諸国連合の立場を支持してきた各国に感謝する。ベトナムの終始一貫した立場は世界各国との友好関係の維持と構築を望むことである。武力行使、あるいはその威嚇による解決策に反対しており、領有権を巡るあらゆる紛争は国際法に従って平和措置で解決されるべきだ」と語りました。
一方、コーカー上院議員は「ベトナムとアメリカがTPPに関する交渉を推進することは両国のみならず、地域全体の協力と発展のためのチャンスとなる」と強調しました。
ベトナム東部海域問題について、同上院議員は緊張情勢の平和的解決を支持すると共に、国際法による紛争解決に向けたASEAN諸国を高く評価しました。