
国連と化学兵器禁止機関(OPCW)は7日、シリアの化学兵器を廃棄するため、化学物質を国内から洋上に初めて運び出したのを確認した、と発表しました。洋上での処理は決まっていましたが、治安悪化のため、先月末までの運び出し期限が守れない状況でした。
シリアが持つ化学兵器用の化学物質のうち、毒性の強い物質を国内の2カ所から集め、シリア西部ラタキア港からデンマークの船で運び出しました。デンマークやノルウェーなどが洋上で警護に当たります。今後も順次運び出し、アメリカの船上で加水分解処理をする方針です。
OPCWのウズムジュ事務局長は「シリア国外での廃棄に向け、重要な一歩だ」との声明を出しました。計画では、シリアの化学兵器は今年6月末までに全て廃棄されます。