シリアの化学兵器廃棄に向けて活動を続けているOPCW=化学兵器禁止機関は15日、理事会を開き、化学兵器の大半を年内にシリア国外に持ち出し第三国で処理するなど、今後の廃棄計画を決めました。

シリアの化学兵器の廃棄を巡っては、OPCWと国連の合同チームが先月1日からシリアで活動を始め、先月末までにほぼすべての施設の査察を完了して兵器を製造する施設を使えなくする作業を終えました。
これを受けてOPCWは、15日夜からオランダ・ハーグにある本部で理事会を開き、およそ1300トンに上る化学兵器そのものの今後の廃棄計画について協議しました。この結果、内戦が続くシリア国内では化学兵器を処理することが難しいことから、化学兵器の大半を毒性の高いものを優先的に年内にシリア国外に持ち出し、第三国で処理するとしています。そのうえで毒性の比較的少ない化学物質については来年2月までに国外に搬出し、来年前半までに化学兵器の廃棄を終えるとしています。