(VOVWORLD) - 両指導者は、対話を引き続き強化し、情報を共有し、相互理解と信頼を深めることで一致しました。
27日午前、政府本部で、ベトナムを公式訪問中のオーストラリアのスー・ラインズ上院議長との会見で、ファム・ミン・チン首相は、双方が両国の高級指導者が達成した合意を具体化し、包括的な戦略的パートナーシップの枠組みに値する協力を一層深化させるため、積極的に協力するよう提案しました。
会見の様子 |
スー・ラインズ上院議長は、ベトナムをオーストラリアにとって重要なパートナーと見なし、オーストラリア政府と議会が外交政策の中でベトナムを地域において優先対象に位置づけていると強調しました。
両指導者は、対話を引き続き強化し、情報を共有し、相互理解と信頼を深めることで一致しました。また、防衛と安全保障分野での協力を深め、投資と貿易の促進を通じて経済協力をさらに強化し、今後2〜3年で両国の貿易額を200億ドルに引き上げ、双方の投資額を倍増させることを目指すことでも合意しました。
さらに、グリーン経済、デジタル経済、循環経済、デジタルトランスフォーメーション、科学技術、イノベーションなど、新たな潜在力ある分野での協力を推進し、草の根交流と地方間の協力を強化していく考えを示しました。
スー・ラインズ上院議長は、オーストラリア政府が常にオーストラリア在留ベトナム人コミュニティに配慮し、好ましい条件を提供すると強調し、ベトナム国民や留学生に対するビザ発給の円滑化についても意見を交わしました。
一方、両指導者は、ベトナムとオーストラリアが政策に関する協議や情報共有を強化し、地域および国際フォーラムでの緊密な協力を維持し、インド太平洋地域の平和、安定、協力、繁栄に積極的に貢献する必要があるとの認識を共有しました。
スー・ラインズ上院議長は、ベトナム東部海域(南シナ海)問題に関するオーストラリアの一貫した立場を改めて確認し、ベトナムおよびASEAN=東南アジア諸国連合の原則的な立場を支持するとともに、国際法、特に1982年の国連海洋法条約を尊重し、平和的措置で紛争を解決することの重要性を強調しました。