
トルコでは、今月10日、国民の直接投票による初めての大統領選挙が行われ、11年間にわたり首相として政権を率いたエルドアン氏がイスラムの価値観を重んじながら経済発展を実現させた成果などが評価され当選しました。
そして、28日、首都アンカラの議会で宣誓式が行われたあと、正式に就任したエルドアン大統領は、演説で「トルコの歴史で初めて民衆が選んだ大統領が誕生した。トルコはきょうから新しい時代に入る」と述べ、国民の直接選挙で選ばれた正統性を強調しました。
任期が5年となるエルドアン大統領は、憲法改正によって、これまで象徴的な存在だった大統領権限を強化して長期的な政権運営を目指しており、後継の首相候補に側近で外相を務めたダウトオール氏を指名するなど足場固めを進めています。
しかし、宣誓式では、野党の議員数十人がエルドアン大統領の就任に抗議して退出する一幕もあるなど、その政治姿勢が強権的だとして批判が出ていて、今後、最高実力者としてその影響力を維持できるかが焦点となります。