(VOVWORLD) - 国防協力は、ベトナムとアメリカとの協力において、重要な柱の1つとみられています。
11日、ワシントンのアメリカ国防総省本部で、ベトナムとアメリカの国防戦略対話が行われ、ベトナムのグエン・チ・ビン国防次官や、アメリカのインド太平洋地域の安全保障政策を担当するシュライバー国防次官補が出席しました。
席上、参加者らは、世界情勢や、2019年における協力活動の結果、2020年と向こう数年の方向、今年11月に行われたアメリカ国防長官のベトナム訪問の際に達成された合意の展開などについて意見交換をしました。ビン次官は、南部ドンナイ省にあるビエンホア飛行場でのダイオキシン除去プロジェクトを高く評価したうえで、アメリカ側に対し、このプロジェクトの進捗を確保するために協力していくよう提案しました。
一方、シュライバー国防次官補は、「アメリカはベトナムとの関係を重視しており、ベトナムがさらに発展し、インド太平洋地域で重要な役割を果たしていくことを望んでいる」と再確認するとともに、「今後も、両国間の国防協力の実質的な発展のためにベトナムと協力ていく」と確約しました。
なお、この機に、ビン次官は、ベトナムの新しい国防白書や、ASEAN2020の活動に関するイニシアティブなどを説明しました。