(VOVWORLD) -27日午前、ハノイで、商工省は、EVFTA=EU・ベトナムの自由貿易協定のこの2年間の実施状況を総括する会議を開催しました。
この協定は、2020年8月1日に発効されました。EVFTA 協定発効からの1年目の2021年に、双方の貿易取引総額は、550億ドルに達し、前年同期と比べ12%増となりました。また、2022年の11か月の貿易総額は、570億ドルに達し、2021年と比べ14%増となっています。EU市場への輸出を行うベトナムの多くの企業はEVFTAの優遇措置を活用してきました。
会議で発言に立った商工省のチャン・コック・カイン次官は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムの企業はEVFTAの恩恵をさらに効果的に活用する必要があります。というのは、EU市場ヘの輸出のチャンスはまだ多く残されているからです。しかし、ベトナムの企業はこの市場に進出するのに多くの課題にあります。さらに、欧州諸国におけるベトナム製品の知名度はいまだ低いままです」
ベトナムの企業がEVFTAの恩恵の活用をサポートするために、商工省は関連省庁と連携し、FTA ポータルサイトの更新とアップグレードによってベトナム企業による欧州企業へのアクセス問題を解決したり、企業が EVFTA からの機会を最大限に活用できるよう条件を提示したりしています。