10日、ニューヨークの国連本部で、ベトナムの国連代表団団長のレ・ホアイ・チュン大使は第68回国連総会のジョン・アッシュ議長と会合を行い、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に海洋リグ981を設置した件について協議しました。
席上、チュン大使は5月1日、中国が海洋リグ981を違法に設置してから、軍事船を含め、数多くの船舶を利用して、ベトナム当事者の活動を阻み、ベトナムの漁船を体当たりし、放水した上で、ベトナムの漁業検査隊員を負傷させたと明らかにしました。また、チュン大使は国際法に従って紛争を平和的に解決するという一貫した立場を堅持し、中国との友好関係を維持したいことからベトナムは自制して、対話を通じて、紛争の解決に取り組んでいると語るとともに、国連と国際社会に対し、ベトナムの要求と善意を支持するよう要請しました。
一方、アッシュ議長はベトナム東部海域の緊張情勢に懸念を表明するとともに、ベトナムの立場への支持を示しました。また、関係各側は緊張情勢を深刻化させる一方的な行動を起こしてはいけないとの見解を明らかにし、現状を厳格に見守ると強調しました。なお、会合で、チュン大使は「ベトナムがホアンサ群島に対する主権を示す歴史的、法的証拠を持っていると述べ、中国の根拠のない発表を否定しています。