24日から26日にかけて、行なわれているグエン・フ・チョン共産党書記長によるラオス公式友好訪問にあたり、ベトナムとラオスは共同声明を発表しました。声明では訪問期間中、チョン書記長はブンニャーン・ウォーラチット ラオス人民革命党書記長兼国家主席、トンルーン・シスリット首相、パーニ・ヤートートゥー国会議長らと会談や会見を行なったとしています。
会談や会見で、双方は政治関係を強化すること、両国の党、国家の指導者による会見を維持すること、両国の党、国家の協力体制を拡大すること、各省庁、機関、国会の各委員会、大衆団体の協力を強化すること、来年、国交樹立55周年、及び友好協力条約調印40周年を記念する諸活動を共同で行なうことで一致しました。また、双方はそれぞれの潜在力と強みの発揮、両政府の協力協定をはじめ、各省庁、地方の協力計画の実施で協調すると同時に国防安全保障、社会秩序の維持、国境の管理で協力することでも合意しました。
さらにベトナム東部海域いわゆる南シナ海の平和、安定、安全保障の重要性を強調し、国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約に従って、平和的措置で紛争を解決するとともに関係各国とDOC=海上行動宣言を完全履行し、COC=海上行動規範を早期作成するよう取り組むと表明しました。
そして、チョン書記長のラオス訪問は意義深い訪問であり、両国の特別な団結と全面的な協力関係の強化に寄与すると高く評価しています。