ベトナム代表、インドでの第19回ASEAN・インドに参加
会合の様子
5日と6日の両日、第19回ASEAN=東南アジア諸国連合とインドとのSOM=高級事務者会合が開かれました。ベトナムのグェン・コク・ズン外務次官とインドのプレティ・サラン外務次官が共催しました。
会合で、双方は地域と世界情勢について意見交換をした他、インドとASEANとの協力のこれまでの成果を振り返って、今後の方向を討議しました。また、会合の参加者はASEANとインドとの戦略的パートナー関係樹立25周年を記念する活動について一致を達成しました。
ズン外務次官は「歴史、文化、宗教などの面において類似点があるベトナムとインドは今後も、両国国民の交流活動をさらに強化し、ASEANとインドとの協力関係の発展に土台を作り出すよう希望を表明しました。
地域と世界情勢に関して、ズン外務次官は「ASEANは現在、多くの困難に直面しているが、団結を強化し、ASEAN共同体を着実に発展させ、ASEANの中核的な役割が引き続き強化されている」と強調した上で、「ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海における平和、安定、安全保障と航行の自由の維持はインドを含め、世界各国の利益でありながら、責任でもある。これにより、各国が1982年の国連海洋法条約を始め、国際法を尊重すると共にDOC=海上行動宣言を十分に履行する必要がある」と明らかにしました。