ベトナム、発展途上国の気候変動対応への財政支援を呼びかける

(VOVWORLD) -14日と15日の両日、ニューヨーク市に置く国連本部で、第77回国連総会経済財政理事会は気候変動、環境、生物多様性に関する討論会を開きました。
ベトナム、発展途上国の気候変動対応への財政支援を呼びかける - ảnh 1国連駐在ベトナムのグエン・ホアン・グエン公使(右)

討論会で、各国の代表は、気候変動、環境汚染、生物多様性の減少が持続可能な開発に関する2030アジェンダの実施に悪影響を与えるとの懸念を表明するとともに、国際社会に対し、パートナーシップを強化し、持続可能な開発目標の実施において気候や環境面で直面している課題の解決に取り組んでいる発展途上国を支援するよう呼びかけました。

討論会で、国連駐在ベトナムのグエン・ホアン・グエン公使は持続可能な開発目標の80%の実現が予定より遅れている中、各国は2023年の持続可能な開発目標のサミットと2024年9月に開催される「未来サミット」で出された公約を十分に履行するため努力する必要があると明らかにしました。

また、グエン公使は「地球、地域、および国家レベルでの気候変動対策を強化すること、発展しているパートナーに対し、発展途上国が関連公約を実施するため十分な資源を確保できるための財政支援を増やすことを呼びかけること、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の実施の効果を向上させること、環境保護、汚染処理に向けた取り組みを継続し、プラスチック廃棄物防止に関する国際協定の2024年の完成を促進することなど国連と各国が今後優先的に推進する必要がある多くの課題を提案しました。

グエン公使は、ベトナムは2050年をめどに、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を優先的に履行すると明らかにしました。


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