27日午後、ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のド・ヴァン・チエン議長は記者団のインタビューに対し、これまで祖国戦線に寄せられた新型コロナとの闘いへの寄付金は15兆ベトナムドン（日本円で750億円）に達していると明らかにしました。また、チエン議長は、この寄付金は新型コロナとの闘いに効果的に使用されていると強調し、次のように語りました。

（テープ）

「各レベルの祖国戦線は、この寄付金を医療機器や生活必需品、社会福祉などに充てています。私たちは、感染地区の人々が食料品と生活必需品に足りないように取り組んでいます。」

また、チエン議長は、祖国戦線は寄付金とその利用に関する公開性と透明性を確保するために監視活動を強化していると述べ、次のように語りました。

（テープ）

「祖国戦線は寄付金を目的通りに効果的で速やかに利用する方針を出しています。私たちは寄付金の利用に関する人々の意見を受けるために、ホットラインを設置しました。祖国戦線は寄付金とその利用に関する公開性と透明性を確保する決意を固めました。」

なお、同日、ハノイで、祖国戦線は、新型コロナウイルスの感染者が急拡大するホーチミン市をはじめとする南部各地へ派遣される3000人の医療関係者の代表との集いを行いました。