ベトナム、GEFの環境保護プロジェクトを実施する場所
(VOVWORLD) - 27日午前、中部ダナン市で、GEF=地球環境ファシリティの第6回総会が開幕しました。
席上、グエン・スアン・フック首相は発言に立ち、「人類の共通の家が環境汚染や気候変動、海面上昇などにより深刻な影響を受けているので、総合的な解決策をとらない限り、各国と人々は予想できない被害を被るであろう」と強調しました。また、設立以来、約30年間、地球環境ファシリティは全世界で環境汚染や気候変動による大きな試練の解決に大きく貢献して、ベトナムをはじめ、発展途上諸国を大いに支援してきたとしています。フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「発展途上国であるベトナムは環境汚染や気候変動、海面上昇など様々な問題に直面しています。財源には制限がありますが、ベトナム政府は環境保護、気候変動対応活動を経済社会発展計画と連携させて、進行し、企業界と国民の力を活用しています。経済発展のために環境を犠牲にできません。」
このように語ったフック首相は現在、ベトナムは持続可能な開発のための2030アジェンダやCOP21=国連気候変動枠組条約第21回締約国会議の公約の実施に力を尽くしていると明らかにしました。
なお、GEFの第6回総会と関連会議には加盟183カ国の環境担当大臣や高官、国連各機関、政治、社会団体、企業の指導者らおよそ1500人が参加しています。
全体会議の傍ら、食糧安全保障や循環経済、プラスチックなどの海洋ごみ問題の解決、持続可能な開発のための2030アジェンダの実施などに関する円卓会議が行われます。