(写真:ロイター)
旧ポル・ポト政権による大虐殺を裁くカンボジア特別法廷は7日、元最高幹部2被告に対する判決公判を開き、政権ナンバー2で元人民代表議会議長のヌオン・チア(88)、元国家幹部会議長のキュー・サムファン(83)の両被告に、それぞれ求刑通り最高刑の終身刑を言い渡しました。
特別法廷は、2012年に元政治犯収容所長の終身刑を確定していますが、元最高幹部への判決は初めてです。裁判は二審制で、両被告の弁護団は判決を不服として控訴する意向を表明しました。
判決は、1975~77年の住民強制移住について、「アメリカの爆撃情報があり非難させるためだった」とする被告側の主張を却下しました。首都から200万人以上を移動させ、餓死や病死を招いたと糾弾しました。また、旧ロン・ノル政権兵士の処刑に関する罪などでも、両被告がそれぞれ責任ある地位や情報を知る立場にあったと指摘しました。これらの犯罪を計画、扇動するなどしたとして、刑事責任をほぼ全面的に認めました。