(VOVWORLD) - 2日午後、シンガポールを訪問中のチャン・タイン・マン国会議長は、同国のローレンス・ウォン首相と会見しました。
会見の様子 |
会見で、両指導者は、これまで、収められてきたベトナムとシンガポールの協力の成果に喜びの意を表明しました。その中には、シンガポールは3800件以上の投資プロジェクトでベトナムにおける第2位の投資国としての地位を維持するほか、ベトナムの13の省と市で18箇所のベトナム・シンガポール工業団地のネットワークを擁することなどが含まれています。また、両指導者は「双方関係の更なる深化に引き続き尽力していく」と再確認しました。その中には、社会経済開発に関する知見共有の強化や投資の推進、グリーンロジスティクス・データセンター建設・半導体チップ生産・クリーンエネルギーなどの新たな分野における突破口を切り開くことなどがあります。
さらに、両者は、安全保障・国防協力をより実質的かつ効果的に強化するとともに、教育訓練や文化、草の根交流など多くの分野での協力の拡大のための具体的な措置を講じることで一致しました。これにより、それぞれの国における交流活動の活発化、両国民の相互理解と相互信頼の強化が図られるとしています。チン首相は シンガポール政府に対し、両国の友好関係の強化のために、シンガポールに在住しているベトナム人コミュニティ、および同国に進出しているベトナム企業に好ましい条件を提示するよう提案しました。
そして、共に関心を持っている地域と国際問題に関して、両者は地域と国際の場における協力と相互支援を引き続き強化することで合意し、戦略的な問題の解決におけるASEANの中心的な役割を確保すると強調しました。