5日、クアンニン省ハロン市で、商工省所属欧州市場局は、ユーラシア経済連合の市場を紹介するシンポジウムを行いました。
シンポジウムの報告によりますと、昨年10月5日、ベトナムとEEU=ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスで構成するユーラシア経済連合とのFTA=自由貿易協定が本格的に発効されました。
現在、ベトナム企業はユーラシア経済連合加盟諸国に水産物や、コーヒー、ゴム、お茶、米、カ シューナッツ、胡椒、縫製、履物、木工製品、お菓子などを輸出していますが、このFTAの発効で、ベトナムとEEU双方は品目ベース、貿易額ベースともに約90%の関税を撤廃します。
シンポジウムで、欧州市場局のグエン・カイン・ゴック副局長は次のように語りました。
(テープ)
「この協定が締結された直後、商工省はその利益に関する宣伝を行いました。これは、このFTAのメリットを活用し、デメリットを克服するための措置です。ユーラシア経済連合は新しい輸出先ですが、展望は明るいといえます。」
なお、統計によりますと、2016年、ベトナムとユーラシア経済連合との貿易額は43億ドルに達し、その中で、ベトナムの輸出額は前年比で18%増に当たる27億ドルに、そして、輸入額は前年比で17%減に当たる16億ドルに達しているということです。