世界自閉症啓発デーに応える


4月2日の世界自閉症啓発デーを迎えるに当たり、ハノイ市内の少年宮殿で、第3回「親愛なる手の輪」をテーマにした祭りが開催されました。

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このイベントには、ハノイの他、北部クアンニン省、港湾都市ハイフォン市、フンイエン省、中部ゲアン省などに住む数百人の自閉症の子どもが参加しました。この祭りは、自閉症の子どもへの養護に関する情報や経験交換をする良いチャンスであり、自閉症の子どもに対する社会全体の関心を呼びかけることが狙いです。

これに先立つ1日、ハノイで、労働傷病軍人社会事業省はベトナムの自閉症ネットワークと連携して、「自閉症・問題、需要と解決策」に関するシンポジウムを共催しました。席上、多くの専門家らは、「ベトナムにおける自閉症の子ども向けの就職相談というモデルはまだ少ない。自閉症の子どもへ職業訓練を行う人々に賃金制度を実現すると同時に、各企業に自閉症の人々が作った製品の使用を奨励する必要がある。政府は、各企業に自閉症の人々の雇用創出を働きかける必要もある」と訴えました。

一方、ベトナム身体障がい者協会のダン・フィン・マイ会長は次のように語りました。

(テープ) 

「私たちは、労働傷病軍人社会事業省に、自閉症という身体障害を法律に盛り込むよう要請します。つまり、自閉症の子どもを身体障がいの子どもと見なすのです。そうすれば、自閉症の子どもが身体障がい者と同じように、医療サービスや仕事などについて権利を受けることができます。」

世界自閉症啓発デーとは、自閉症をはじめとする発達障害について関心と理解を深めることを目的に、2007年に国際連合が制定したもので、世界130ヶ国以上の国がタワーや観光名所を青くライトアップする「ライト・イット・アップ・ブルー」に参加しています。青色は自閉症への理解を深める啓発のシンボルカラーとなっています。

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