
越海洋警察
この数日間、日本とインドの新聞は、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚から石油リグ981号を撤収したことについて伝えています。
17日、MSN産経ニュースは「国際圧力と誤算 中国、南シナ海掘削撤収の背景」を目出したニュースを掲載しました。その中で、「中国がパラセル(中国名・西沙)諸島での石油掘削施設を予定より約1カ月も前倒しして撤収した。ベトナムは 国際世論の支持を取り付け、東南アジア諸国は対中不信を高めた。さらに、これまで中越の対立に中立的な態度を取ってきた米国がベトナム支持を明確化したことも、中国にとって大きな誤算だったといえる。」と伝えました。一方、共同通信は「中国が石油掘削施設撤収 南シナ海、越との緊張緩和」をタイトルにしたニュースの中で、「中国の国有石油大手、中国海洋石油のグループ会社は16日までに、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島付近での大型石油掘削施設による掘削作業が15日に完了したと発表した。5月初めの掘削開始以降、現場周辺では両国の公船や漁船の衝突が相次ぐなど約2カ月半にわたり一触即発の状態が続いていたが、撤収により緊張は当面緩和しそうだ。」と伝えました。他方、読売オンラインは「中国側は当初、作業期間を8月中旬までと発表していた。8月に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)などの会議をにらみ、いったん事態を沈静化させるため、作業終了を前倒しした可能性がある。」と伝えました。
17日、インドの新聞『ザ・タイムズ・オブ・インディア』は「中国が石油掘削設備を撤収した事は衝突の恐ろしさを減らしたものの、中越関係を回復する可能性は少ない。」と伝えました。