(VOVWORLD) -オンライン形式によるこの会合は、来る1月21日に開催予定の非公式外相会議を準備することが狙いです。
オンラインによるSOM会合の様子 |
19日、ベトナムのグエン・コック・ズン外務次官と外交団は、ASEANのSOM=高級実務者会合に参加しました。これは、2021年のASEAN議長国を務めるブルネィの主催による今年最初の会合となっています。オンライン形式によるこの会合は、来る1月21日に開催予定の非公式外相会議を準備することが狙いです。
席上、参加者らは、多国間主義を強調すると同時に、地域と世界の平和・安全保障・繁栄の確保に向けた多国間協力の促進へのASEANの公約を再度表明しました。また、ベトナム東部海域(南シナ海)状況は引き続き複雑に推移しており、ASEAN加盟諸国の団結、一致を求めているとしています。
ズン外務次官 |
さらに、関連各サイドは、国際法、とりわけ1982年の国連海洋条約に則って、DOC=海上行動宣言を十分でかつ厳粛に実現し、COC=海上行動規範の作成に関する交渉再開を促す必要があります。
ズン次官は、「ASEANは、新たな試練に主体的に対応し、国民の生活を確保し、疫病収束後の克服に取り組むと同時に、中核的な役割を果たし、地域と世界の持続的な平和・安定に積極的に貢献してゆくことも重要だ」と強調しました。