(NHK) アメリカに駐在するインドの外交官が、家事手伝いの女性のビザを不正に取得したとして起訴され、この問題を巡ってアメリカ政府へのいらだちを示してきたインド政府が一段と反発を強めることも予想されます。

起訴されたのは、ニューヨークにあるインド総領事館の副総領事を務めていた女性外交官で、アメリカの司法当局は、9日までに事実と異なる記載をした文書をアメリカ政府に提出し、ビザを不正に取得した罪で起訴しました。
起 訴状によりますと、この外交官はおととし秋、家事手伝いのインド人女性をアメリカに入国させるためのビザを申請したときに、毎月の給与について実際には日 本円でおよそ6万円なのに、アメリカの法律に触れないようおよそ8倍の47万円余りなどとうその申告をしていたということです。
インド政府は、女性外交官が警察に逮捕されたときに身体検査のため服を脱ぐよう強要されたとしてアメリカの対応にいらだちを示しており、一段と反発を強めることも予想されます。インド政府は事件発覚後、この外交官がアメリカの法律で裁かれないよう、より大きな外交特権が与えられる国連代表部に異動させており、今回の起訴を受けてインド外務省は外交官がすでに帰国の途に就いたことを明らかにしました。