22日、ハノイで行われたベトナム外務省の定例記者会見で、ファム・トゥ・ハン副報道官は今月22日と23日に行われる第7回ベトナム・アメリカ政治・安全保障・国防対話をはじめ、ベトナムの重要な対外活動を報告しました。
また、今年末までにアメリカとベトナムとのTPP=環太平洋経済連携協定交渉の終結へのアメリカ側の楽観的な見方に関し、ハン副報道官は次のように語りました。
(テープ) Hang 1
「ベトナムにとって、TPPは国際社会への全面的な参入や経済成長の促進を目指す措置の一環です。ベトナムはTPP加盟諸国とともに、交渉の早期終結に向け、力を尽くしています。交渉の終結を控え、交渉参加者らは建設的な精神で相互理解と互恵を基礎に、隔たりの縮小に取り組んでいます。今月23日から2月3日にかけてニューヨークで開催される交渉は進展を見せるよう希望します」
このように語ったハン女史はまた、中国がベトナムの大陸棚と排他的経済水域にある島々を改造していることに関し、次のように述べています。
(テープ) Hang 2
「ベトナムはチュオンサとホアンサの両群島に対する主権を立証する法的・歴史的証拠を持っています。中国の行為に断固として反対し、中国に対し、ベトナムの主権の尊重とDOC=海上行動宣言の遵守、また、チュオンサ群島の現状を変更させる改造・建設工事の即時中止を求めます。」