新型コロナ抗体、世界人口の3分の2余りが保有-WHO報告
(VOVWORLD) - WHOの調査によりますと、いわゆる抗体陽性率は2021年2月の16%から大幅上昇し、同年10月には67%となりました。感染力の強いオミクロン変異株の出現で、現在は抗体陽性率がさらに高くなっているとみられます。
WHO=世界保健機関は世界人口の3分の2余りが高い水準の新型コロナウイルス中和抗体を保有しているとの見方を示しました。これだけの人が感染かワクチン接種により抗体を取得したことになります。
WHOは世界各地で実施された調査の要約を公表しました。それによりますと、いわゆる抗体陽性率は2021年2月の16%から大幅上昇し、同年10月には67%となりました。感染力の強いオミクロン変異株の出現で、現在は抗体陽性率がさらに高くなっているとみられます。
この要約は、新型コロナへの耐性を強める取り組みが世界で進展している様子を表しています。ワクチンのオミクロン株に対する防御効果はわずかにとどまりますが、ワクチンの接種は感染経験よりも高い重症化防止効果をもたらすため、高リスクの人々を中心にワクチン接種率を高めるべきだとWHOは各国に呼び掛けました。(Bloomberg.co.jp)