(VOVWORLD) - 15日午後、ベトナムのグエン・スアン・フック国家主席は日本の菅義偉首相と電話会談を行いました。
会談で、フック主席は、「ベトナムの新型コロナとの闘いに対する日本の大きな支援は有意義なもので、ベトナム国民から好評を得ている」と述べ、感謝の気持ちを示しました。また、ベトナムに進出している日系企業の困難を分かち合うと述べ、これからも日系企業と歩み、その困難の解決に全力を尽くしてゆくと強調しました。そして、フック主席は、両国の経済協力をさらに拡大し、その中で、経済のデジタル化とグリーン成長に集中する必要があると提案しました。
一方、菅首相は、日本は引き続きベトナムの新型コロナ予防対策を支援してゆくと強調し、今月中にベトナムに40万回分のワクチンをさらに無償提供すると明らかにしました。また、ベトナム在住の日本人へのワクチン接種と、新型コロナ禍にある日系企業に便宜を図っているベトナム政府に感謝の言葉を述べました。