【ソウル聯合ニュース】朝鮮民主主義人民共和国が故金日成(キム・イルソン)主席の生誕105年(太陽節、15日)に合わせ、大規模な軍事パレード(閲兵式)を準備している動向が韓国情報当局にとらえられたことが14日、分かりました。
(写真:YONHAP/TTXVN)
韓国政府当局者は「北が閲兵式のため、平壌市内を統制したとの情報がある」として、「閲兵式のため、(平壌郊外の)美林飛行場に集めた各種の兵器や装備を平壌市内に移動させるための準備である可能性があり、注目している」と明らかにしました。
別の軍関係者は「閲兵式準備が最終段階に入っている」と伝えました。
朝鮮民主主義人民共和国は太陽節や朝鮮人民軍創建記念日(4月25)、朝鮮労働党創建記念日(10月10日)などに合わせ、閲兵式を行っています。大規模な軍事パレードを実施し、内外に政権の健在ぶりを示すとともに内部結束を図るのが狙いです。
韓国軍当局は朝鮮民主主義人民共和国の今回の閲兵式が過去最大規模になる可能性もあるとみています。新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)など戦略兵器を公開し、武力示威を行う可能性にも注目しています。