米中、定期対話で一致 外交トップ会談

【nikkei.com】28日、ティラーソンアメリカ務長官は訪米中の中国の外交担当トップ、楊潔篪国務委員(副首相級)とワシントンの国務省で会談しました。建設的な2国間関係の重要性を再確認するとともに、高官同士の定期対話が重要だとの認識でも一致しました。アメリカ務省が発表しました。


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(写真:TTXVN)

両氏は北朝鮮の核開発の懸念について協議しました。トランプ大統領は中国に北朝鮮への影響力を行使するよう求めており、国連安全保障理事会の制裁決議の厳格な履行など、中国に関与を強めるよう求めたとみられます。

米中の互恵的な経済関係の維持・向上の重要性についても協議しました。トランプ氏は貿易や為替問題で中国を非難していますが、中国大陸と台湾が一つの国に属するという「一つの中国」政策の尊重を表明するなど、関係改善への配慮もみせています。

一方、中国外務省によると楊氏は南シナ海問題などを念頭に「お互いの核心的利益を尊重しよう」と呼びかけました。ティラーソン氏の反応については紹介していません。

楊氏はティラーソン氏に北京訪問を要請し、ティラーソン氏は近い将来の訪問に関心を示しました。楊氏は27日のトランプ氏との会談の際、米中の高官協議の加速の必要性を確認しており、ティラーソン氏は訪中で首脳会談を含む米中対話の調整を進めるとみられます。

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