(VOVWORLD) -米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの10日までの集計データによると、米国の今週の新型コロナウイルス感染者は平均で1日当たり約12万人に増加し、9月以降で最多となりました。
オミクロン変異株の感染者が25州余りで報告されるとともに、デルタ株が引き続き感染を押し上げています。
欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、11日時点で欧州22カ国でオミクロン株感染者が合計732人確認されました。大半は自国内での感染だということです。
また、すべて無症状か軽症で、オミクロン株に関連した死者は報告されていません。ECDCは確認された症例が少なすぎるため、こうした数字は慎重に評価すべきだとしています。
韓国が12日に報告した新型コロナ重症者は894人となり、過去最多を記録しました。重症者の病床稼働率も約80%に達し、当局は対応に苦慮しています。死者は43人と、これまでで最多だった前日の80人から減少しました。同国では成人の90%強がコロナワクチン接種を完了しています。オミクロン株の新規感染者は15人で合計90人です。
オーストラリア政府はブースター接種に関して、2回目接種からの待機期間を6カ月から5カ月に短縮しました。
ジョンズ・ホプキンズ大とブルームバーグの集計データでは、世界の新型コロナ感染者数は2億6960万人を超え、死者は530万人を上回りました。
(bloomberg.co.jp)