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 「ＵＳＭＣＡは歴史上最大・最重要で最も現代的でバランスのとれた貿易協定だ。３か国全てにとって非常に有益だ」（アメリカ トランプ大統領）

アメリカ、カナダ、メキシコ３か国の首脳は、Ｇ２０首脳会議が開かれているアルゼンチンのブエノスアイレスで新たな貿易協定であるＵＳＭＣＡに署名しました。

トランプ大統領が、１９９４年に発効したＮＡＦＴＡ（北米自由貿易協定）を酷評し、カナダとメキシコに見直しを迫ったのが発端で、３か国における自動車の関税をゼロにする基準の厳格化など、アメリカでの生産促進にむけた条項が大きな変更点です。

メキシコとカナダは、こうした変更に抵抗しましたが、自動車などへの高関税を振りかざすトランプ政権に譲歩を余儀なくされたもので、カナダのトルドー首相は署名の際にも、「カナダ産の鉄とアルミへの追加関税の撤廃にむけ努力を続けるべきだ」と注文をつけています。

今後、３か国で批准にむけた手続きが進む運びですが、アメリカでは来年１月以降、下院では野党・民主党が多数派を占めるため、手続きが難航する可能性もあります。（TBS）