(写真:AP)
アメリカのケリー国務長官は、ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の会議などに出席するため、先週からミャンマーやオーストラリアなど4か国を歴訪し13日、ハワイのホノルルで演説しました。
この中で、ケリー長官は「アメリカはアジアから離れていると言う人がいるが、事実と大きく異なる」と述べました。そのうえで、「アメリカの長期的で戦略的な責務を決して忘れない」と述べ、イラク情勢など、緊急性の高い問題への対応を迫られるなかでも、オバマ政権が掲げるアジア重視政策を推し進めていく姿勢を強調しました。
また、ケリー長官は南シナ海の領有権問題について、「国の大小に関わらず、平和的な方法で問題を解決しなければならない」と述べて、海洋進出を強める中国を暗にけん制しました。
オバマ政権が中東情勢やウクライナ情勢などの対応に追われ、アジア重視政策が掛け声倒れに終わるのではないかとの指摘も出るなか、ケリー長官としては、今回の演説でこうした懸念を払拭(ふっしょく)したいねらいがあるものとみられます