(VOVWORLD) - 19日、ベトナムを訪問中の菅義偉首相は日越大学でスピーチを行いました。
(写真提供:Doãn Tấn/TTXVN) |
菅首相は、「ベトナムと日本は平等なパートナーでありながら友人であり、協力・支援しあっている」と語りました。また、日本人は東日本大震災の際に行われたベトナム国民の支援を永遠に忘れないと語りました。
政権の看板政策の一つである、社会のデジタル化にも言及し、「デジタル技術やデータは国境を越え、経済をつなぎ、あらゆる社会活動に影響を与える存在だ」と語り、今後、ASEANとデジタル化で協力していく考えを示しました。人材開発を通じて人的交流を行うことにより、日本とASEAN間の関心度が高まっていくとしました。インド太平洋問題に関し、菅氏は「法の支配」という原則の重要性を強調しました。
さらに、ASEANとの協力を促進していく意向を表明しました。首相は、45年前に政治の道に進んだと自らの半生を振り返りつつ、「その道のりは、ゼロからのスタートで日本の歩みと似ている」と指摘すると同時に、「目覚ましい発展を遂げてきたベトナム、ASEAN ともどこか似ているものを感じる」と語りました。