20日午後、ハノイで開催中の第14期国会第2回会議では、グエン・チー・ズン計画投資大臣は2016~2020年期における経済再構築計画を国会に報告しました。この計画は、経済構造の転換や、その競争力の向上、潜在力の活用などを目指すもので、5つの内容があります。
グエン・チー・ズン計画投資大臣
(写真:baomoi.com)
これらは、民間経済セクターの発展促進や、FDI=外国直接投資の誘致、金融市場の再構築、国営企業の再編、計画立案の近代化です。また、10の任務が優先課題として出されています。これに関し、ズン大臣は次のように語りました。
(テープ)
「中央と地方レベルでの経営投資環境の改善、及び、民営企業の支援を行います。また、国営企業の株式化や、公的投資の完備、不良債務の処理、商品の質的向上、証券市場の効果向上、農業用地に関する規制の緩和、土地市場に関する法的枠組の完備などを進めていきます。」
このように語ったズン大臣は、「この計画を実施するためには10兆5670億ドン(約530億円)を必要とする」と明らかにしました。この計画案は22日にも討議されます。
同日午後、財政に関する5カ年計画や、2016~2020年期における公的債務の管理、同期における公的投資計画案などに関する報告が読み上げられました。