(VOVWORLD) - ベトナムのM&A(合併・買収)市場は2025年に活況を呈すると予測されています。27日にホーチミン市で開催された2024年ベトナムM&Aフォーラムでは、外国投資家の回帰による市場の力強い成長が示唆されました。
フォーラムの様子 |
グエン・ドゥック・タム計画投資次官によりますと、2024年の経済は基本的に回復基調にあり、GDP国内総生産は6.8〜7%の成長が見込まれています。過去10か月間の外国投資誘致額は約27.3億米ドルに達し、前年比1.9%の増加を記録しました。外国投資の増加に伴い、M&A活動も活発化すると予想されています。
会計検査・税務・経営コンサルティングを主力とする多国籍企業KPMGの分析によりますと、過去9か月のベトナムM&A市場は、取引額3.2億米ドル、220件以上の取引を実現し、前年同期比で取引件数は45.9%に増加しました。
KPMGベトナムのグエン・コン・アイ副社長は、次のように市場の展望を語りました。
(テープ)
「AI人工知能は現在の大きな潮流であり、企業の成長はAIの戦略的活用にかかっています。AIの導入は単なる人材代替ではなく、労働生産性の向上を目指すものです。買い手、売り手を問わず、AIをどのように活用するかが企業の将来を左右するでしょう」