(VOVWORLD)
19日、中国の貴州省、貴陽市でASEAN・中国の第23回SOM=高級実務者会合が行われました。会合では政治、安全保障、経済、文化社会、草の根外交分野での協力が点検されるとともに、今後の具体的な協力方向が定められました。
双方は経済、貿易、投資協力を基盤とし、2016
年~2020
年期の行動計画を精力的に進めるとともにASEAN
・中国自由貿易地域の格上げに関する手続きを早期に完成し、2020
年までに商取引額を1
兆ドル、投資額を1500
億ドルにするという目標を達成する決意を示しました。
また、ASEAN・中国の戦略的パートナー関係に関し、「一帯一路」構想やASEAN連結性マスタープランの優先課題を定める必要があるとしています。ASEANは中国に対し、中小企業と零細企業の発展やインフラ整備、持続可能な発展を支援するよう求めました。東部海域問題に関し、双方は来る8月、開催されるASEAN・中国閣僚会議にCOC=海上行動規範の草案を提出することで一致しました。