26日、インドネシアの首都ジャカルタでハビビ・センターは「ベトナム東部海域の紛争に関するPCA=仲裁裁判所の裁定後」をテーマにしたASEAN対話を行ないました。
これはインドネシア外務省をはじめ、一流の研究院やセンターの学者らによる初の座談会であり、地域の安定に対するPCAの裁定の影響や地域の平和と安定の維持でのASEANの中核的な役割に対するチャンスと試練を評価することが狙いです。
対話で、参加者らはフィリピンが中国を相手に提訴した裁判で、オランダ・ハーグの常設
仲裁裁判所は12日、中国が南シナ海で主権が及ぶと主張している境界線「九段線」について、中国には同海域内の資源に対する歴史的な権利を主張する法的な根拠はないとの判断を下したことを振り返りました。
また、中国、アメリカ、ASEAN諸国はいずれもPCAの裁定が地域の安定に大きな影響を与えないことを期待している。この裁定に対する各国の満足度は異なっているが、全ての国々は安定な状況を維持したいであろうとしています。