27日午後、ベトナムの自動車組み立て生産大手チュオンハイ自動車（Thaoco）はホーチミン市に、新型コロナウイルス検査キット50万部、救急車30台、ワクチン接種用の移動車両25台を寄贈しました。この資金総額は1610億ベトナムドン（日本円で8億円）です。

寄贈式典で、ホーチミン市人民委員会のファン・ヴァン・マイ委員長は、この支援はホーチミン市の新型コロナとの闘いにとって大きな意義を持っていると述べ、同市は新状態（ニューノーマル）に早期に戻るであろうとの確信を示しました。一方、同市の保健局のグエン・ホアイ・ナム副局長は、疫病の急拡大に対応するために、より多くの医療用の機器や資材を必要としていると述べ、次のように語りました。

（テープ）

「現在、ホーチミン市は感染が拡大している地区でスクリーニングテストを強化すること、ワクチン接種を加速させること、感染者の治療を徹底させることといった3つの方策を展開しています。チュオンハイ自動車から頂いたものはこれらの方策の展開に役立つと思います。」

なお、これまで、チュオンハイ自動車は新型コロナウイルス検査キット335万部、救急車30台、ワクチン接種用の移動車両63台、ワクチン運搬用の専用車63台など、総額8000億ベトナムドン（日本円で40億円）相当の品々を各地に寄贈しました。