(VOVWORLD) -例年と同じように、ベトナムの伝統的旧正月テトが近づくと、海軍部隊と漁業検査隊はチュオンサ群島に駐屯している幹部、兵士へのテト用品を贈るため、チュオンサ群島へ向かいます。
本土から250海里(約400キロ)離れた所にあるチュオンサー群島はベトナムの東部海域、いわゆる、南シナ海の沖合いにあり、北はホアンサー群島、東はフィリピン海、南はマレーシア、ブルネィ、インドネシアの海と隣接しています。チュオンサー群島には大小100の島とサンゴ礁があり、海域の面積41万平方キロメートルを網羅しています。
本土から船に乗って2日間後、チュオンサー群島に着きます。チュオンサー群島には砂、太陽、風だけかと思いましたが、島に着いてみるとこの島が緑の木々で覆われ、バナナやパイナップルの木々と赤い煉瓦屋根の家々など本土によく似ている光景が見られます。チュオンサー群島にある寺院も改修され、ホーチミン主席の記念館、文化会館、首都のゲストハウスも整備されています。以前は何もない島で高潮の時は海水で侵食された島など、大変厳しいところでしたが、その後、道路や学校、診療所が建ちました。
今年、海軍第4軍管区と第4区の漁業検査隊の船舶はチュオンサ群島に駐屯している幹部、兵士へのテト用品を贈るため、チュオンサ群島に行っています。
(現場の音)
今年、新型コロナウイルス感染症が蔓延しているので、チュオンサ群島にテト用品を運ぶのは多くの困難に直面していますが、海軍部隊の幹部や兵士は計画通りにチュオンサ群島にテト用品を贈るため全力を尽くしています。海軍第4軍管区司令部のグエン・テイン・クアン副司令官は次のように語りました。
(テープ)
「チュオンサ群島に贈られるすべてのテト用品の食品安全衛生は確保されています。また、チュオンサ群島へ行くすべての人々に新型コロナウイルス検査を行い、隔離もされます。私たちはチュオンサ群島に駐屯しているすべての幹部や兵士が楽しいテトを過ごせるように、全力を尽くします」
第4軍管区の幹部や兵士はチュオンサ群島に駐屯している幹部や兵士が楽しいテトを過ごせることを重要な任務の一つとしています。そのため、チュオンサ群島にテト用品を運ぶのは重要な意義があります。海軍第4軍管区司令部のラー・バン・フン政治委員会の副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「海軍の4隻の船舶には、金柑の木、梅の花、もち米、豚肉、鶏肉、お菓子などテトに用いる食品、飾り物などを乗せて、チュオンサ群島に向かっています。海軍第4軍管区は関連各機関に対し、これらのテト用品を早期に用意して、計画通りにチュオンサ群島に運ぶよう指示しました。今年、国の海と島の領有権を防衛するチョンサ群島に駐屯している幹部や兵士は楽しいテトを過ごせることでしょう」
本土からチュオンサ群島にテト用品を運ぶ船舶にいる海軍部隊の兵士の一人であるグェン・チュン・タインさんは次のように語りました。
(テープ)
「チュオンサ群島にテト用品を運ぶ船舶にいる私たちはそれぞれ大きな責任を担っています。私たちはこれらの用品をきちんと保存しています。チュオンサ群島に到着するとこの島に駐屯している幹部や兵士、島民に引き渡します。これらのテト用品は単に物質面だけでなく、精神面でも有意義な贈り物です。この旅はチュオンサ群島に駐屯している幹部や兵士、島民に対する本土の人々の気持ちを表すためのものです」
チュオンサ群島にテト用品を運ぶそれぞれの幹部や兵士は託された任務を果たすため全力を尽くしています。漁業検査隊の一人チャン・バン・ニャトさんは次のように語りました。
(テープ)
「チュオンサ群島にテト用品を運ぶ幹部や兵士の一員として誇りに思っています。そのため、私たち誰もが託された任務を果たすためできることを精一杯行っています」
テト用品を運ぶ船舶がチュオンサ群島に到着すると、チュンサ群島に旧正月テトがやってくると言えます。これらのテト用品はチュオンサ群島に駐屯している幹部や兵士にとって大きな励ましになると言えることでしょう。