ハノイで開かれた「お正月」イベント

2018年1月28日 | 16:00:00

(VOVWORLD) -近年、ベトナムと日本との関係が政治、経済、文化などあらゆる分野において良好に発展していますが、両国の国民交流も活発になっています。

ホアイ こんにちは、ホアイです。

ソンこんにちは。ソンです。今年、ベトナムと日本は外交関係樹立45周年を記念する年ですね。

ホアイ そうですね。この出来事を祝うため、2018年早々から、様々な記念活動が行われています。

ソン例えば、1月9日、ハノイで、在ベトナム日本大使館は新年にあたり、祝賀レセプションを開き、日越外交関係樹立45周年を発足させました。レセプションで、梅田・邦夫大使はこれまで、両国が政治、経済、文化、教育、草の根外交になどあらゆる分野で収めた目覚しい成果を振り返った他、「2018年は両国関係にとって重要な年である。外交関係樹立45周年を記念する様々な活動が行われる」と強調しました。

ホアイ この機に、梅田大使は日本政府を代表して、ベトナム・日本友好協会副会長で、在日本ベトナム大使館の元大使であるグエン・フ・ビン氏に旭日重光章を授与しました。

ソン近年、ベトナムと日本との関係が政治、経済、文化などあらゆる分野において良好に発展していますが、両国の国民交流も活発になっていますね。

ホアイ そうですね。また、日本に滞在するベトナム人も増えています。日本側の統計によりますと、2017年6月末現在、日本に滞在しているベトナム人は23万人以上で、2年前と比べ、2.5倍近くになっているそうです。

ソンさらに、ベトナムを訪れる日本人観光客も増えつつあり、2017年はおよそ90万人でした。一方、日本を訪れるベトナム人観光客も急増し、2017年は約30万人にのぼっていると推測されています。

ホアイ 2017年は、両国の地方間の交流が強化された年でもあります。ベトナムの約30の地方の代表団が日本を訪れ、日本の地方との協力チャンスを探りました。その一方で、日本の各県の知事7人がベトナムを訪れました。

ソンベトナムと日本は外交関係樹立45周年を記念する活動の一環として、先頃、ハノイ工科大学で、日本のお正月文化をテーマとした日本文化フェスティバル「お正月2018」が開催されましたね。

ホアイ そうですね。今日のこの時間はこのイベントについてお伝えしましょう。

現場の音

ソンお聴きいただいたのはハノイ工科大学が主宰する「お正月2018」に披露されたヨサコイ・パフォーマンスです。これはこのイベントにおける活動の一つです。このヨサコイ・パフォーマンスに参加したハノイ技術大学の学生の一人ジェウ・アン( Dieu An) さんは次のように語りました。

（テープ）

「ヨサコイは日本のものですが、公演する時、ベトナム人の精神を込めていました。このようなイベントに参加でき、嬉しく思っています」

ソンこのイベントは、ハノイ工科大学IT高等教育人材育成プログラム「HEDSPI」日本語クラブの主催により、工科大学で毎年開かれています。

ホアイ このイベントは日本のお正月の雰囲気を再現すると共に、ベトナムと日本との文化交流を促進するためのものです。イベント組織委員会のメンバーの一人であるライ・バン・ハイ( Lai Van Hai) さんは次のように語りました。

（テープ）

「『HEDSPI』日本語クラブがお正月というイベントを主宰するのは今回で6回目です。今回は文化フェスティバルとして盛大に開催されました。この前に、私たちはこのイベントを主宰しましたが、初めは小さいものでした。年を追って、このイベントの規模が大きくなっています」

ホアイ このイベントでは、ベトナムで最大の門松や3D装飾、1万本の桜の花、5000本の藤の花が飾られるほか、よさこいや書道、絵馬、お守り、浴衣の着付け、お面作り、てるてる坊主作り、けん玉、駒回しなど様々なイベントが行われました。また、このイベントに参加する見物人は日本の料理を味わうこともできます。先ほどのイベント組織委員会のメンバーの一人であるライ・バン・ハイ( Lai Van Hai) さんはさらに次のように語りました。

（テープ）

「2017年の『お正月』イベントと違って、今年のイベントには日本の春だけでなく、日本の四季に関わる様々な文化活動が行われました。また、見物人(けんぶつにん)は見学のみならず、自分で作品を作ることができます。イベントが終わってから、彼らはこれらの作品を家に持って帰ることができます」