ホアイ ご機嫌いかがですか皆さん。ホアイです。
アン こんにちは。アンです。最近、ハノイ中心地のホアンキェム湖畔に近いリー・タイ・トゥ公園では路上ライブの演奏が見られますね。
ホアイ そうですね。ステージも音声や照明機器もなく、観衆の座席もありませんが、この広場周辺を通行する多くの人々の注目を集めていますね。
アン そうですね。では今日のこの時間はこの路上ライブのミュージックグループについてお話しましょうか?ホアイさん
ホアイ はい。そうしましょう。
現場の音
毎週の日曜日の午後3時になると、「路上ライブ」というミュージック・グループのメンバーがリー・タイ・トゥ( Ly Thai To) 公園に集まって、演奏を行います。彼らはプロのアーチストではなく、学生や公務員などですが、いずれも音楽とギターの演奏に興味を持っていますから、ここに集まるわけのです。その理由で、それぞれのライブに参加するメンバーの数は毎週変わっていますね。
アン そうですね。ハノイに住むメンバーの他、北部タイグェン省、北部港湾都市ハイフォンなどに住むメンバーもいます。彼らは毎日曜日にハノイに行って、路上ライブに参加してから、また、バスに乗って帰りますね。
ホアイ そうですね。この路上ライブの観衆の中には演奏をまじめに楽しんでいるイギリス人男性のウッディ(Woody)さんがいます。Woodyさんは次のように語っています。
(テープ)
「私は多くの国で路上ライブを楽しみましたが、ここでの路上ライブはとても面白いと思います。メンバーは多く、いずれも若くて、演奏が上手です。中にはギターが弾ける女性もたくさん居ます。ホアンキェム湖畔で、このような路上ライブを楽しむことができ、不思議な感じがします」
ホアイ ウッディさんの話でした。では、この辺でちょっとティタイムにして歌をお聴きいただきましょう。
「 」 をお送りしました。
アン 話を続けましょう。この「路上ライブ」ミュージック・グループはhocdan.comというウエブサイトの管理者であるチャン・チ・ヒェウ( Tran Tri Hieu)さんのアイデアで2011年10月に設立されました。
ホアイ 設立された時の目的はギターを愛好するヒェウさんの友人が互いに集まって、気に入った音楽をともに演奏するというものでした。
アン 日本を含め、世界の多くの国々には路上ライブがよく見られますが、殆どは数人しか居ないグループが一人の演奏者ですが、ここでの「路上ライブ」ミュージック・グループのメンバーは本当に多いですね。
ホアイ そうですね。このミュージック・グループのスローガンは「簡単だよ」です。先ほどのチャン・チ・ヒェウさんは次のように語りました。
(テープ)
「全てのものは簡単です。ギター1本だけで十分です。私たちが演奏する音楽は大部分がベトナムの音楽ですが、時々、外国の曲も演奏します。このライブのベトナムならではのことはベトナムの若者がホアンキェム湖畔でベトナムの音楽を演奏するということです」
ホアイ ヒェウさんの話でした。「路上ライブ」ミュージック・グループはギター演奏に興味を持つ若者の共通のプレーグラウンドがあります。このグループのメンバーは演奏に対する自らの熱意を存分に表現したいということです。先ほどのチャン・チ・ヒェウさんは次のように語りました。
(テープ)
「路上ライブでは簡単な曲が演奏されます。時々、上手な演奏にはなりませんが、演奏者の熱心さが伝わるのがこのライブの特徴です。私たちは拡声器などを使用しないため、観衆はギターの音を聴くために、演奏者の近くに立たなければなりません。数メートル離れるとギターの音を聴けなくなり、日常生活に戻ってしまいます。」
ホアイ ヒェウさんの話でした。この「路上ライブ」ミュージック・グループに参加する若者が音楽に対する愛情と熱意を示すことができます。この「路上ライブ」ミュージック・グループに初めから参加したグェン・タイン・トェン( Nguyen Thanh Tuyen)さんは次のように語りました。
(テープ)
「最初に、路上演奏した時は恥ずかしかったですが、徐々に慣れていきました。慣れてくると楽しくて、気持ちがよくなりました。この「路上ライブ」に参加して、音楽を演奏できるほか、多くの友人ができました。今、全国の多くのところに友達がいます。」
現場の音
ホアイ 毎週末、この路上ライブを鑑賞すると、観衆は一週間の仕事の疲れを和らげるような感じをしていますね。
アン そうですね。では、おしまいに歌をお聴き頂き、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。
「 歌」をお送りしました。リスナーのみなさん。今日のこの時間はホアンキェム湖畔で路上ライブの演奏をしているミュージックグループについてご紹介しました。それでは、今日のハノイ便りの時間はここで終わります。来週のこの時間に又お会いしましょう。ごきげんよう。
Chao cac ban。