優秀教師ボ・ゴック・トウさん
37年間にわたって、「人を育てる」という教師の職業に従事してきた優秀教師ボ・ゴック・トウさんは常に授業と学習の質向上に配慮しています。ホーチミン市第5区の教育養成室室長のトウ教師は第5区にある学校や教育施設で違う仕事をしていましたが、どの仕事も、立派に遂行し、生徒と親しみを持ち学習環境作りへの構想や提案をしてきました。トウ教師が校長として働いていたミンダオ小学校は彼女に深い印象をあたえたようです。この学校で、トウ先生は生徒と教師らをやる気にさせる様々なアイデアを提起していました。例えば、生徒たちが自分の考えや願望を述べられる「私が言いたいこと」と名付ける相談窓口、あるいは「親善な学習環境作り」という構想などです。これらのアイデアは第5区の学校に幅広く適用されるようになりました。
ミンダオ小学校では、トウ生徒は、若い職員が自分の能力を完全に活する為に、常にいい条件を作り出しました。若い保育士のグェン・ホア・フォンさんは「トウ教師の支援のお陰で、業務訓練コースに参加したため、保育士だけでなく、学校の図書館の係員、それに、労働組合の委員長になった」と明らかにしました。フォンさんは次のように語っています。
(テープ)
「トウさんがミンダオ小学校に来てから、教師と学童保育士との格差が解消されました。彼女は保育士のレベルアップに有利な条件を作ってくれました。さらに、トウさんは私が困難な生活を乗り越えるのを助けましたよ」
トウさんは同僚に対しては穏やかな態度で、部下には親しみやすい態度と助ける気持ちがあり、そして、生徒にとって優しい母のような人であると評されています。30年前に、トウ教師の生徒であったグェン・キム・チさんは次のように振り返りました。
(テープ)
「トウ先生は生き生きとした授業を、私たちにやる気を起こさせました。先生の熱意と活発性は今後の私たちの学習事業に役立っています。」
トウ教師はまもなく定年で退職しますが、教育部門の発展のために、アイデアを出しています。彼女は最も大きな願いについて、次にように語りました。
(テープ)
「全ての教師が、恵まれない生徒に対して学習面でも、生活面でもさらに関心を寄せるよう期待しています。これらの生徒は成長してから、助けてくれた教師の恩を思う人たちになるからです。」
優秀教師ボ・ゴック・トウさんは熱心な指導者であるだけでなく、同僚を思いやる気持ちがある人だと多くの同僚か尊敬されています。彼女が教育養成部門で寄与してきた貢献は授業と学習の質的向上に役立っています。