ザライ省ヤカ村における経済発展に成功した手本であるシウ・ポップさん

(VOVWORLD) -中部高原地帯テイグエン地方ザライ省チュパー県ヤカ村ムロンヨー集落に住む少数民族ジャライ族出身のシウ・ポップさんは、経済発展に成功した農民であると知られています。
ザライ省ヤカ村における経済発展に成功した手本であるシウ・ポップさん - ảnh 1シウ・ポップさん

近年、シウ・ポップさんの一家は、コーヒーの栽培、コーヒー豆の販売、肥料や飼料の経営により、年間約10億ドン(年間約4万米ドル)の利益を上げています。1985年生まれのシウ・ポップさんは、高校卒業後、コーヒーの栽培で起業しました。それに加えて、村民からコーヒーを買い入れて、省内のコーヒー代理店に転売しました。そのおかげで、彼の家族の生産と経営はますます発展してきました。

シウ・ポップさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「私は20年間にわたりコーヒーの栽培をしてきました。まだ会社を設立しておらず、単なる家族経営です。コーヒーの収穫期は1年に1回しかありませんので、毎年、自分で栽培したコーヒー豆のほかにも、村民から買い付けたコーヒー豆を含むおよそ100トンのコーヒー豆を転売します。数年前、コーヒー豆の価格は下落したため、収益はほとんどありませんでした。幸い、2024年には、コーヒー豆の価格が上がったことにより、かなり高い収益を得られました」

  コーヒー豆の経営が順調に発展したため、シウ・ポップさん一家は多くの地元住民に雇用を創出しています。普段は4人~6人の労働者を雇っていますが、年末のコーヒー収穫シーズンには 10 人を雇います。シウ・ポップさんの家族で働くシウ・ギエムさんは次のように語っています。

(テープ)

「私の仕事は、コーヒーの木に水をやり、肥料スプレーをしたり、コーヒー豆を採ったりすることです。日曜日を除いて、毎日朝7時から16時まで働いています。午前 7 時から午後 4 時まで働き、週 6 日、日曜日が休みです。私は高校卒業後、ここで働きました。月収は 700 万ドン (約 280 米ドル) で、生活するには十分です。シウ・ポップさんは給料に加えて、食費の一部も支給してくれます」

シウ・ポップさんはコーヒーの木の栽培とコーヒー豆の販売という本業に加えて、肥料や家畜用飼料の経営も行っています。シウ・ポップさんは次のように述べています。

(テープ)

「 我が家は代理店から肥料や飼料を購入して、村民に転売します。私の20年間の経験では、コーヒーの持続可能な栽培をしたい場合は、有機肥料と化学肥料を組み合わせる必要があります。1ヘクタールには約6キンタル(約600kg)の肥料を使います。将来的には、この経営活動を拡張したいと考えています」

シウ・ポップさんは経営活動に優れているのみならず、貧困者への支援活動にも先駆けました。シウ・ポップさんの家の近くに住むというロー・チャム・トーさんは次のように語っています。

(テープ)

「シウ・ポップさんは経済発展をとげただけでなく、村民の若者にとって有力者でもあります。彼はチャリティ活動に積極的に参加しています。貧困世帯と貧困ラインに近い世帯に対して経済発展のために無利子でお金を貸す用意があります。彼はまた、住民にコーヒーの木の手入れ方法や、肥料を与えるべき時期などを詳しく説明してくれます」

以前、シウ・ポップさん一家の生活は大変でしたが、創造性、活発性、そして勤勉さのおかげで、彼の家族は今では余裕のある生活をおくれるようになっています。

シウ・ポップさんはチュパー県行政当局から「優秀農民」という称号を授与されました。

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