写真: Nguyen Duc
9日夜、ドイツの首都ベルリンで、ドイツの政治科学研究院の元高級専門家であるゲルハルド・ウイル博士の主催により、「ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)での紛争」と題するシンポジウムが開催され、同国の学者、研究者、社会活動家、学生が参加しました。
この席で、ウィル博士は報告を行い、その中で「ドイツをはじめ、国際社会はベトナム東部海域の平和環境の維持、航行の自由の確保から利益を得ている」と強調しました。
さらに、「先頃、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に石油リグを設置したことや、ホアンサとチュオンサの両群島で人工の島を違法に建設したことは緊張情勢を招いた。中国のこれらの行為は国際法やDOC=海上行動宣言に違反し、これらの島の現状を破壊すると共に、世界の安定、安全保障にマイナス影響を与える」との見解を示しました。