9日と10日の両日、ハノイで、ハノイ国家大学はドイツのコンラードアデナウアー財団の協力を得て、「ベトナム東部海域(南シナ海)での紛争、影響と平和的・協力的アプローチ方法」と題する国際シンポジウムを開催しました。
シンポの様子(写真:Nguyet Ha)
席上、世界各国の学者らとベトナム学者らが、研究結果を交換し、ベトナム東部海域での紛争の影響や、その解決策などを討議しました。
ハノイ国家大学のフン・スアン・ニャ学長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「今回のシンポジウムは新しくない問題への新しいアプローチ方法を提案しました。海上紛争問題は新しいものではなく、多くの人の関心を集めていますが、シンポジウムはこの問題を一カ国ではなく、他国の立場から見ました。これは国際法の尊重に関する各国の認識の向上や、団結の強化に寄与するものとなると期待します」
今回のシンポジウムで読み上げられた報告は主に、海上での紛争の解決に対するASEANの役割や、ベトナムと中国との外交関係、平和的解決策などに集中しました。