フーラム島に配備された地対空ミサイル
(写真:Imagesat International)
中国が、ベトナム東部海域(南シナ海)にあるベトナムのホアンサ諸島(英語名:パラセル諸島)のフーラム島に地対空ミサイルを配備し、また、この諸島のクアンホア島でヘリコプター基地を建設したことを受け、19日、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は次のように述べました。
「ベトナムは、中国の行動を深く懸念しています。これらの行動は、ホアンサ諸島に対するベトナムの主権を深刻に侵犯するものであり、地域の平和と安定、及び、この海域の安全・航行と航空の自由を脅かすものでもあります。ベトナムは中国に対し、直ちにこうした行動を中止するよう要請します。
2016年2月19日、ベトナム外務省はハノイ駐在中国大使館に公文書を送り、ホアンサ諸島でのベトナムの主権を侵犯する中国の行動を反発しました。同日、国連常駐ベトナム代表団は国連事務総長に公文書を送り、ハノイ駐在中国大使館宛のベトナム外務省のこの公文書を国連の全加盟国に公式に配布するよう求めました。」