14日午後、ハノイで、外務省の定例記者会見が行われました。席上、レー・ハイ・ビン報道官は、アメリカのマスメディアが「中国はベトナムのホアンサ群島に16機の戦闘機を展開している」と伝えていることに関し、次のように語りました。
(テープ)
「チュオンサとホアンサの両群島に対するベトナムの領有権を再確認します。中国がホアンサ群島に戦闘機を展開することはベトナムの主権を深刻に侵犯する行為です。ベトナムは断固として反対し、中国側に対し、これらの行動を直ちに中止するよう要請します。中国は国連安全保障理事会の常任理事国なので、地域の平和、安定に対し、責任をもつ行動をとる必要があります。」
また、G7=主要7カ国外相会議の声明が海上問題に触れたことに関し、ビン報道官は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムはG7外相会議の海上安全保障に関する声明を歓迎しています。これは、海上の安全保障や、航行と航海の自由という共通の目標を目指すものです。ベトナムは関係各側に対し、海上での平和、安定の維持に寄与するよう提案します。