「ベトナム東部海域の緊張緩和せず」=中国の談話批判-米国務省
中国がベトナムのチュオンサ群島に属する岩礁の埋め立て工事を急いでいる(写真: CSIS)
16日 アメリカ国務省報道官は、中国外務省がベトナム東部海域、いわゆる南シナ海・南沙(英語名スプラトリー) 諸島に軍事目的の施設を建設すると明言したことを「懸念する」と表明しました。その上で、中国の談話は「(域内の)緊張緩和に寄与せず、中国の領有権主張を強 化しない」と批判しました。
中国は16日、南沙諸島での岩礁の埋め立て工事を「近く完了する」と発表。報道官は「中国の談話に留意する」と述べる一方で、国際社会が要求する埋め立て工事の中止に「中国が前向きに応じるよう促す」と改めて訴えました。
国防総省高官は16日、記者団に対し「中国が埋め立てをやめれば、歓迎する」と述べました。