先ごろ、ロシアのサンクトペテルブルク国立総合大学東方学科のウラジミール・コロトフ(Vladimir Klotov)教授は、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚で不法に石油リグを設置し、軍艦を含む多くの船舶をベトナム領海に搬入し攻撃的な行動を繰り返していることに関するVOVのモスクワ特派員のインタビューに答え、その中で、「これは国際法に違反し、ベトナムのチュオンサとホアンサの両群島を含むベトナム東部海域全域を占領するという中国の長期的な戦略を実施するための一歩である」との見解を示しています。
コロトフ教授(写真:N.Hung)
コロトフ教授はベトナム語で次のように語りました。
(テープ)
「中国とベトナムは歴史から経験を引き出し、共に試練を乗り越える必要があると思います。それぞれの国の安全保障と全域の安全保障を確保するための措置をとる必要があります」
さらに、「ベトナムは決して独立や主権を実質的でない平和や友好と交換しない」というグエン・タン・ズン首相の発言に関し、コロトフ教授は次のように語りました。
(テープ)
「ホーチミン主席は『独立と自由ほど尊いものはない』と教えました。また、ザップ将軍は、フランス植民地主義者を敗北させた後、彼らに「あなた方はベトナム歴史を分からないので負けた」と語りました。ベトナムの独立と主権は数千年にわたってきた多大な犠牲で収められたもので、ベトナムの威信を示すものでもあります」