10日、韓国の首都ソウル市内で、ベトナム東部海域(南シナ海)に関する写真展が行われました。この写真展は、ベトナム韓国多文化家族協会と在韓国ベトナム文化架け橋センターが開催する「第2回ベトナム文化の日IN韓国」の一貫です。
写真展の開会式で、ベトナム韓国多文化家族協会のリ・ミンケオン会長は、中国がベトナム東部海域で進めている人工島の建設と軍事拠点化は地域の平和・安定・航行の自由を脅かしていると強調しました。また、今回の写真展を通じて、見る人に対し、中国の一方的で違法な行動による現状変更のほか、この海域におけるベトナムの主権をさらに知ってもらった上で、中国の行動に歯止めをかけるために平和を愛する世界の人々の力を集めるであろうとの希望を表明しました。
なお、ベトナム東部海域に関する写真展が韓国で行われるのは今回が7回目です。今回の写真展では、この海域にあるチュオンサとホアンサの両群島に対するベトナムの主権を証明する資料や、中国が建設した人工島、ベトナム人が世界各国で中国の行動を反発するデモ行進を写した写真が合計で50点展示されました。