イグサ細工の生産地・キムソン県

(VOVWORLD) -沿岸にあるキムソン県の人々にとって、イグサは海の浸食から海岸を守る植物としても栽培されています。

北部ニンビン省キムソン県は昔から伝統的なイグサ細工の工芸村としてよく知られています。キムソン県のイグサ細工は丈夫で美しいと国内外の人々に愛用されています。

イグサ細工の生産地・キムソン県 - ảnh 1

 キムソン県の高齢者の話によりますと、イグサの栽培とイグサ細工を地元の人々に教えたグェン・コン・ツーさんは伝統工芸の創始者として祀られています。沿岸にあるキムソン県の人々にとって、イグサは海の浸食から海岸を守る植物としても栽培されています。イグサ細工をするのはすべて手作業ですから、大変な仕事です。

キムソン県の高齢者の一人ドアン・ランさんは次のように語りました。

(テープ)

「歴史の多くの浮き沈みを経てきましたが、キムソン県の住民は伝統的工芸を維持し、毎日、仕事に創意工夫を凝らしています。そのため、私たちが生産したイグサの製品は消費者により好まれています」

現在、キムソン県で、イグサ細工は経済価値が高い製品となってきました。イグサ細工の生産により、地元の経済社会発展事業に寄与してきました。先ほどのドアン・ランさんはさらに次のように語りました。

(テープ)

「我々は伝統的工芸が大好きです。そのため、地元の人々はこの伝統的イグサ細工の工芸の維持、発展に全力を尽くしています。」

イグサを栽培する時、稲を栽培するように手入れをしなければなりません。収穫期は毎年5月と10月です。

イグサ細工の生産地・キムソン県 - ảnh 2

キムソン県のイグサ細工の中で、最も有名なのはゴザです。品質が高く、形式が見事なご座を作るためには、イグサをきちんと選抜する他、天日で十分に干す必要があります。キムソン県の住民の一人グエン・バン・チンさんは次のように語りました。

(テープ)

「イグサを収穫してから、様々な工程を経て、加工します。イグサを干している時、雨が降ると慌てて取り囲みます。それは、雨に遭うと、イグサの品質が落ちるからです。」

キムソン県のすべての村や地区はイグサ細工を生産しており、その中で、20の伝統的なイグサ細工の工芸村があります。現在、キムソン県のイグサ細工の製品が世界20か国と地域に輸出されています。

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