(VOVWORLD) -総面積1万1千平方メートルのドンタップ博物館は1978年に開館されました。そして、2000年、この博物館の展示会館と現物倉庫が増設されました。現在、この博物館にはおよそ3万点の品々が展示されています。
ドンタップ省の博物館はドンタップ省の省都カオライン市の第4区グエン・タイ・ホック通り226番地にあります。カオライン川に面しているこの博物館はドンタップ省に足を運ぶ観光客にとって、魅力的な観光スポットとなっています。
総面積1万1千平方メートルのドンタップ博物館は1978年に開館されました。そして、2000年、この博物館の展示会館と現物倉庫が増設されました。現在、この博物館にはおよそ3万点の品々が展示されています。ドンタップ博物館のガイド レ・ニャット・リエン( Le Nhat Lien) さんは次のように語りました。
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「室内の展示スペースではドンタップ省の文化、自然、ドンタップ省の抗仏戦争と抗米救国闘争というテーマ別で品々が展示されています。一方、野外展示スペースでは戦車、高射銃、ヘリコプターなど戦争から残された品々が展示されています。特に、ドンタップ博物館では1世紀から6世紀まで栄えたオケオ文化の女神像3柱が保存されています。これらの女神像は国家の宝物として国に認定されました。その他、ドンタップ博物館ではオケオ文化の金製の現物コレクションを保存しています。このコレクションはベトナムの記録を突破しました」
特に、ドンタップ省の野外展示スペースではドンタップ省出身のベトナム人民軍の英雄グエン・ヴァン・バイさんがかつてのベトナム戦争中に搭乗したミグ17型ジェット戦闘機が展示されています。バイさんは5機以上の敵機を撃墜したベトナム空軍のエースパイロット19人のうちの一人です。バイさんは、去る9月22日、83歳で、亡くなりました。
また、2018年8月18日、ベトナム独立73周年記念とグエン・ビン・バオ楽師生誕101年にあたり、ドンタップ省の博物館の敷地内で、グエン・ビン・バオ楽師にまつわる現物の展示スペースが設置されました。この展示スペースの説明者であるゴック・ハンさんは次のように語りました。
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「今年102歳になったグエン・ビン・バオ楽師が現在カオライン市に住んでいます。バオ氏はベトナムの伝統的楽器だけでなく、西側の楽器をも駆使しています。バオ氏は南部の伝統的民謡であるドン・カー・タイ・トゥがユネスコにより人類の無形文化遺産として認定されたことに大きく貢献しました。」
ドンタップ省の博物館は展示内容を豊富化させるため、展示方法の改革と科学技術を絶え間なく導入してきています。この博物館は若者たちに対し、革命伝統と歴史を教育する場所となっています。カオライン市の若者の一人レ・グエン・イエン・ミさんは次のように語りました。
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「この博物館を見学することでドンタップ省の歴史とベトナムの外国侵略者との戦いの歴史を理解できます。ベトナムの輝かしい歴史を誇りに思っています。この博物館で展示品が分かりやすく紹介されています」
その他、ドンタップ省の博物館は省内にある歴史文化遺跡管理委員会と協力して、ドンタップ省の姿をピーアールすることに取り組んでいます。毎年、この博物館を訪れる国内外の人々は延べ10万人にのぼっています。